ソラマメブログ › サハラのお気楽SLライフ › 2011年01月24日

  

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2011年01月24日

古典への拘り

オールドスクールへの拘り。

オールドスクールとは英語で「出身校」という意味の単語で
それが転じて古典的、古風、「保守的、という意味の単語。
(ウィキペディア調べw)

名ばかりとは言えセカンドライフではDJと言う職業に就いている私が
何故今流行のエレクトロ系の音楽をやらないか。
大きな、そして当たり前の理由を言うならば昔の曲の方が何故か
自分の心には響く何かがあるから。



これは感受性の問題であり、ジャンルに優劣をつけている訳では無く
自分がそう感じるから。

DJにとって、昔の曲はかなり曲者だったりします。
コンピュータを使って作曲された最近の曲はビートが乱れる事無く
意図して変えない限り常に一定のビートを刻みます。
コンピュータやビートマシンが存在しなかった時代の曲は若干では
ありますが、ビートが乱れたりします。
(曲の最初と最後では全然違う早さになっている曲も多数存在します)

この若干の乱れがDJの基本であるビートマッチに大きく影響を及ぼし
綺麗に繋ぎたい所が繋がらなかったりします。



また私が良くつかう曲の年代は70年代から80年代の曲が中心なのですが
どの世代の人でも知っている曲が多数存在します。
ケニー・ロギンズのフットルースやフレディー・マーキュリー(クィーン)の
アイ・ワズ・ボーン・トゥー・ラブ・ユー、マイケル・ジャクソンのスリラーなど
日本ではテレビCMで何度も使われてたり、CM等で使われていなくても
この曲聞いたこと無い人いるの?ってぐらいポピュラーな名曲が無数に存在します。

今でもそうでしょうが、熱心なリスナーさんは歌詞を辞書で調べて意味を理解した
上で聞いたりして、下手な選曲をすると”何でこの曲の後でこの曲が来るの?”って
お叱りを受けることもあり得ます。



SLDJ業をお休みして練習期間に入っているのですが、SLDJを始めた頃と真剣に練習
し始めた頃、それと現在ではやはり選曲に対する考え方が随分変わってきています。

SLDJを始めたばかりの頃は良さげな曲をバンバン流せばいいや程度に考えていましたが
今では曲のノリがどうか、綺麗に繋がるか、曲のイメージが違いすぎないか等
考慮すべき点が見えてきています。 見えてきているだけで、思うように出来ている訳では
ありませんが、見えてきただけでも進歩したのかなと、自分に甘い評価などしちゃってますw
何の為にあるのか解らなかったEQも今では多少は使って繋ぐようになり
やっとDJという職業の難しさが解って来た気がします。

おっと、話しがちょっと逸れましたw

古典への拘り。
古典的なDJとは選曲をし、曲を繋ぐ。 これがすべてでした。 DJのテクニックも時代と共に
高度な技術が沢山増えスクラッチやループ、サンプリングを多少するDJスタイルや
曲を素材とし自分の音楽を作り上げるタイプのDJさんも存在します。 そんな中でもやはり
オールドスクールが好き。 これが私の答えでした。 これから先のことは解りませんが
現時点では、やはり古典がシックリ来る。 その良さの中に私が見た物は”さり気なさ”でした。



もちろん私は凄腕のプロDJのような事は今もこれからも出来る気がしませんが
自分が目指し、憧れるDJ像とは”さり気ないDJ”だったりします。
気をつけて聴いてないと何処で曲が変わったか解らない。そんな所を目標に頑張りたいと
思っています。 あまりにもポピュラーな曲を使うと、どんなに上手く繋いでも”この曲来たー!”
となってしまいますが、それはそれw 出来るだけ自然に切れ目が解らないような繋ぎと
スムーズに踊り続けられる選曲が出来るようになれば最高だなと思ったりします。



  


Posted by サハラ at 16:01Comments(2)SL音楽