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2010年09月09日

SLの可能性

SLを始めて2年半ぐらいになる私ですが、コレまでに何度か考えた事があります。
それはSLの現状と可能性です。



SLは他のオンラインゲームとは全く異質なもので、ゲームではなく生活空間
と認識しています。 これはセカンドライフの本質を考えれば当たらずとも遠からず
ではないかと私は考えています。

ではセカンドライフの可能性って? そんな事を過去に何度も考えた事が
ありました。 これだけ長いことセカンドライフの住人でいますと
”そこで生活していく価値がある場所なのだろうか?”
そんな事を考えさせられる瞬間が何回かあったわけです。

長年暮らしていると、もちろん居住空間も欲しくなりますし
季節に合わせた洋服が欲しくなったりもします。
それなりの居住スペースを所有し、流行に合ったファッションを楽しむとなると
それなりの出費もあります。

そんな中でセカンドライフの可能性って何だろう?
そこを考えてみるとSLの価値みたいなものが見えてくる。
そんな気がします。

ある日の午後11時頃のログイン数を見てみたら45、153となっていました。
日本時間の午後11時過ぎでこの人数。 セカンドライフは日本よりも海外で
メジャーな仮想空間なので、海外のプライムタイムには恐らくこの
何倍も人がログインしていると想像がつきます。

日本という狭い括りで物事を考えず世界を楽しむ。相手は世界だ!
そう考えると、それだけでもワクワクします。

世界規模の接続数を考えると十分過ぎる程の住人がセカンドライフには
存在します。

セカンドライフとはメディア(媒体)であり空間である。
その空間をどう活用出来るか否か、それは実はユーザー側に依存する。
そんな考えに至りました。

どれだけ良い人間関係を築けるか?(一般的に全員)
どれだけ良い物を作れるか?(クリエーターさん)
どれだけ良いパフォーマンスが出来るか?(歌手、バンド、DJ等のパフォーマー)
こんな感じの事がセカンドライフの魅力の源になっているのではないかと思うのです。

コレを解りやすくたとえるならば、仮にインターネットエクスプローラーが高性能に
なったとしても、インターネット自体に魅力のある情報が無ければブラウザの性能が
いくら向上しても楽しめない。 ではインターネットの情報とはどう構築されているのか?
企業の広告、掲示板、一般人や芸能人のブログ、ゲームサイト等等。 つまりインターネット
というメディア(媒体)と関わる人たちがブログを書いてみたり、サイトを立ち上げてみたり
また企業は宣伝の場として利用してみたり。 別に何処かの管理会社がインターネットを
管理運営しているのではなく、もちろん法律の規制はあるにせよ、ユーザー主体で世界が
広がっている、それがインターネットだと思うのです。 そうしますとセカンドライフのあり方
と同じじゃん? なんて思ったりもします。

物作りと言う切り口から考えるとスカルプテッドプリムの導入で再現できない形は無いと
言えるところまで来ています。 アバターをアニメーションさせるという観点からも
素人レベルで言えばQAvimatorなるソフトで簡単に作れますし、プロレベルで言うと
モーションキャプション技術を用いたリアルな動きも再現が可能。
LSL(リンデン・スクリプト・ランゲージ)を覚える事で自分が作った物に色んな動きをさせたり
機能を持たせる事も出来ます。ShoutcastIcecastを用いた音楽配信を土地の音楽に
指定すれば、自分が配信する音楽やトークをセカンドライフ内で聴いてもらう事が出来ます。
この仕組みを使ったDJイベントやライブコンサートも盛んに行われています。
トップクラスのセカンドライフアーティストの中にはプロ、あるいはプロ並の人たちも
存在します。

三次元の仮想空間であるがためにそれなりに高いPCのスペックを要するセカンドライフ。
これがセカンドライフの敷居を高くしているとは思います。 しかしセカンドライフにログイン
出来るPCさえ持っていれば、その中で出来る事は無数にあり、商売を始めるにしても
パフォーマーとしてデビューするにしても現実世界とは比べ物にならないほど敷居は低く
入り込みやすい。 もちろん入り込みやすいだけで極めるとなると個々人の努力と実力が
必要になりますが^^;

そして仮に自分は何も作らないしデビューとかする気無いし、みたいな人は
あちこちのライブコンサートやDJイベント等へ行ってみたり、お店へ行って
おしゃれな服を買って着飾ってみたり。 (意外とコレが楽しかったりします)

これだけお膳立てが出来ているにも関わらず日本におけるセカンドライフの
位置づけは;
昔流行ったオンラインゲーム
終わってるゲーム
過疎ってるゲーム
なにをすれば良いか解らないゲーム

”昔流行ったゲーム”
これはマスコミの影響が大きかったのでしょう。 お金が稼げる仮想空間
みたいな宣伝の仕方をしちゃったからお金欲しさの人が一時期殺到して
商売が簡単ではないという事が解った瞬間に撤退。。。

”終わってるゲーム”
何を根拠に終わってるか解らないwww

”過疎ってるゲーム”
ちょっとセカンドライフに入ってきて人が集まるSIMも探せないまま適当に
TPして誰もいないと過疎過疎と騒ぐ。。。 大体セカンドライフの仕様を
考えると周りの人が少なければ少ないほど動きやすいので大量に人が
いる場所も考えものである。 イベント会場やセールをしているショップは
結構な人数が集まり、身動きとるのも大変な状態になります。
更に言うと自分の住処を持っている人が沢山いるので自宅でノンビリ
している人も多いわけで。

”何をすれば良いか解らないゲーム”
ま~冒頭にも言いましたが、これはゲームというよりは生活空間だと私は
思っています。タイトル通りセカンドライフ、つまり第2の人生なわけです。
こういう発言をする人は、私の目から見れば人生何をするべきか解らんと
豪語してる人達な訳です。
自由な発想が得意な人が多い外国と違い、レールの上を歩くのに慣れて
しまっている日本人にはレールがなくなると何処へ行けばいいか分からない。
これこそがセカンドライフって”何をすれば良いか解らない”の正体では無いかと
思ったりします。

接続数が十分あると言う大前提があっての事ですが、セカンドライフの可能性
は利用者の可能性と比例すると私は考えます。

こう考えるとセカンドライフって凄い可能性を秘めていると思いませんか?
 
   


Posted by サハラ at 14:11Comments(2)考え事

2010年09月08日

考えた事の整理^^;

最近考えた事の整理と言う意味で書いてます。
きっと私以外の人には退屈な記事になりそうですw



ステージ(段階)
人には自分がどのステージにいて、どうすれば次にステップアップ
出来るか考える事があるだろう。 何も考えてなければ自分がどの
ステージにいるのかすら判らないままだったりします。

どのステージに自分がいるか知る事がそんなに大事なこと?
その問いに対する答えは私個人に対してはYESである。
ま~私の性格なんかも加味して考えるとYESになってしまうのが
現状ですwww

私は未来への展望がある程度見えていないと、どうも落ち着かない性分
らしく、ある程度先々までの道筋を見出す癖があるようです。

さて、SLの日記なのでSLの私の現状に照らし合わせてみるとどうなるか。

私は今不慣れながらもDJというお仕事をしております。 DJを始めた当初は
それこそ右も左も分からない状態でした。 選曲は自分でしてましたが曲の
繋ぎは出来るわけもなくソフトにお任せ状態でした。
この状態だと段階的には。。。暗闇の中?って感じでしょうかw
何も解らず少ない知識で色々模索しながら試行錯誤していました。

コレではダメじゃんw 
っと気づいた切っ掛けはフレンドのネヴァさんのスピンを聞いてからでした。
ネヴァさんはDJを始めた時期も私とそれ程変わらないのですが、既にDJのお仕事は
なんたるかの基本は押さえている人でした。 また同時期にDJをしていたチョコミントさん
の影響もありましたし、絶妙なタイミングでフレンドになれたDJサガラさんとの出会いも
私にとっては大きな出来事でした。



この状態でやっと暗闇の中に小さな、とても小さな光が3000000光年先に見えた
そんな気がしました。

ネットで情報を収集したり書物を読んだりしてちょっとずつ自分が何をするべきかを
調べ上げ、選曲の重要性、曲の繋ぎ方など基本的な事を知り、今まで自分がやっていた
事が如何にめちゃくちゃだったかを知りました。 理解出来た瞬間は冷や汗ものでしたw

この段階だと。。。ようやくどっちへ歩み始めれば遙か遠くにある光へ近づけるかが解った。
そんなところでしょうか^^;

ココまで来ると自分に欠落している部分が何かが見えてきます。 
最初から解っていた事でもあったのですが、曲を知らない。。。
コレが私にとっての最大のハードルとして立ちはだかっています。
これは今でも同じで、これからも永遠に取り組まなくてはならない課題になっています。
音楽を聴くときにも普通に聞くのではなくDJとして聴く。
”この曲良いね”から一歩踏み込んで”この曲良い感じ
あの曲の後に入れたらどうなるだろう?”、”この曲の前奏とこの曲の
間奏を重ねたら良い感じになりそう” みたいな^^;

現在なぜオールドスクールのディスコやファンクを中心にやっているか?
もちろん自分にしっくり来た。 これが最大の理由ですが
新しい曲よりもビートマッチが難しく、曲を知らないと繋げない
そんな縛りが修行になるだろうと感じているからです。
また新しい曲をやるにせよ、古い曲、特に70~80年代ぐらいの曲に精通していれば
ハウスなどの四つ打ち系の曲に古いトラックを重ねるような楽しい事も出来る
ようになるであろうと考えてる所もあります。
もちろんこの辺の事はず~~~と先の事で今は下積みのつもりで古い曲を繋ぐ事を
メインでやっていくつもりです。

段階としては”遠くにある光がどんな形をしているのか見えるようになった”
こんな感じでしょうか。 しかしその光はまだまだ全く手のと扱かない所にあり
いずれは到達したい場所であります。 西遊記で言うところの天竺(てんじく)
みたいな所ですw

まだまだ先は途方も無く長いのですが、方角さえ解ればあとは着実に一歩ずつ
歩いて行くだけ。 これからも自分のヘボさにめげず、一歩ずつ歩いて行こうと
思っています。  


Posted by サハラ at 10:46Comments(2)考え事